私の部屋、全面白い壁なんです。
すっきりしているけど、ちょっと物寂しい。
ある時、友達が引っ越しをするので植木を引き取ってほしいとくれました。
友達にもらった植物だそうです。大切な植物だけど、引っ越しには持っていけないと私にくれました。
アスパラガスのような植物です。
春には新しい芽がでて、どんどん大きくなる姿が私の心をなごませてくれます。
竹のように、毎日成長するのがわかるんです。
ところが、冬になると葉っぱがどんどん茶色になって枯れていってしまいます。
どこまで、枯れるのだ~。
ある時、とうとう全ての葉っぱが枯れてしまいました。
とうとう捨てる時が来たか・・・と思いましたが、よく見ると茎はまだ青いのです。
まだ生きているぞ!
これなら、もしかしたら春になったら芽が出てよみがえるかも、と部屋の隅にもう少しおいてやることにしました。
そして、春。
茎が一本ひょろっと立っている所から、芽が吹き出はじめました。
その姿は何ともうれしいですね。どんどん新しい芽がでてきます。
そして、新しい芽も下からでてきます。
あっという間に、小さな葉っぱでいっぱいになりました。
夏には、以前のように青々とした大きな葉っぱでいっぱいです。
いや、全て新しい葉になった今、以前よりきれいかもしれない。
毎日満足気にこの名前の知らない植物を見ています。
造花とか、人の作ったものは世話をしなくてもいいので便利です。
でも、成長する楽しみがありませんね。
やっぱり、芽が出て、葉っぱが出て、少しずつ成長していく姿を見れる植物は人に喜びを与えてくれます。
そして、ちょっと物寂しい部屋に彩をそえてくれています。