初スキーで誓ったこと

中学二年の修学旅行でスキーに初挑戦した。
散々な二泊三日の旅程だった。

上手くできないのでとにかく楽しくない。
小さいころからケガをすることを極端に怖がっていたので、リスクをとって練習することができないのだ。
スキー板が止まらず下まで滑り落ちて死ぬんじゃないかと考えただけで足がすくんだ。

そんなこんなで過ごした二泊三日だったが、インストラクターの先生も私が出来ないことでイライラしているようだった。
修学旅行ってもっと楽しいもんじゃないのかと、ゴーグルで隠れた目から涙が出てきた。

そのとき私は、もう二度と、二度とゲレンデに来ることは無い。
そう強く誓った。

ゲレンデなど私が来る所ではないし、こんなに難しい斜面を作っておいて何が楽しいんだと、山に対してイライラした。
宿舎では男子のせいで怒られるし、スキーウエアの下に履いていたジャージが乾かない。

冷たいジャージを着て帰るのかと、トホホな最終日の夜を過ごした。
それ以来10年以上経ったが、スキーはしていない。

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